
1: 25/10/30(木)20:13:53No.1367844300
テレビ局からダンツにドッキリ番組への出演依頼が来た。仕掛け人は僕と彼女の友人で、僕が事故で交通事故に遭い記憶障害となったせいでとぼけたことを思い出しては彼女に突っ込ませるというものだ。
レースを勝つ中で知名度を上げ、メディアへの露出も増えてきた彼女にとって、おそらく初めての大きな仕事となるだろう。僕は彼女のファンを増やすためにそれが必要だと思い今回の依頼を受けたのだった。
それにこれは個人的なことだが、ドッキリの内容が偉い人にお説教されるとか、そういった誰かを傷つけるものじゃないのが良い。
隠しカメラの仕掛けたられた個室で、頭に包帯を巻いてベッドに座り込む。事故に遭ったことは友人が伝えてくれているので、後はダンツが見舞いにやって来て頃合いを見て友人がドッキリ大成功の看板を持って入室するという手筈だ。
そしてパタパタと慌ただしい足音が扉の向こうから聞こえてくると、慌てた様子のダンツが部屋に入ってきた。
レースを勝つ中で知名度を上げ、メディアへの露出も増えてきた彼女にとって、おそらく初めての大きな仕事となるだろう。僕は彼女のファンを増やすためにそれが必要だと思い今回の依頼を受けたのだった。
それにこれは個人的なことだが、ドッキリの内容が偉い人にお説教されるとか、そういった誰かを傷つけるものじゃないのが良い。
隠しカメラの仕掛けたられた個室で、頭に包帯を巻いてベッドに座り込む。事故に遭ったことは友人が伝えてくれているので、後はダンツが見舞いにやって来て頃合いを見て友人がドッキリ大成功の看板を持って入室するという手筈だ。
そしてパタパタと慌ただしい足音が扉の向こうから聞こえてくると、慌てた様子のダンツが部屋に入ってきた。
2: 125/10/30(木)20:14:05No.1367844403
「トレーナーさん!大丈夫ですか!?」
起き上がっている僕の様子を見て少しだけ安心した様子のダンツは、ビニール袋に入れた見舞いの品をテーブルに起きつつ、ベッド横の椅子に座って僕の手を握った。
なんともないといった様子で僕が応えると、ダンツは胸を撫で下ろし、手に込められる力が少し緩んだ。
「ただ、ショックでここしばらくのことがあまり思い出せなくて……」
そう言うと彼女は青い顔をして、へなへなと肩の力が抜けていった。椅子から崩れ落ちそうになるのを手を引っ張って支えると、僕の肩に手を置いて捕まり、放心したような様子でなんとか持ちこたえた。
「わ、忘れちゃったんですか…?そんな…」
「いやでも、短期間だけだから、君のレースには支障もないと思うし」
思ったよりもショックを受けている様子で、とぼける雰囲気ではないしどうしたものかと、未だ登場しないネタバラシ役の友人を気にしていると、ダンツは僕の肩を握る手にぎゅっと力を込める。
「嫌です…せっかく、せっかく告白してもらったのに……」
起き上がっている僕の様子を見て少しだけ安心した様子のダンツは、ビニール袋に入れた見舞いの品をテーブルに起きつつ、ベッド横の椅子に座って僕の手を握った。
なんともないといった様子で僕が応えると、ダンツは胸を撫で下ろし、手に込められる力が少し緩んだ。
「ただ、ショックでここしばらくのことがあまり思い出せなくて……」
そう言うと彼女は青い顔をして、へなへなと肩の力が抜けていった。椅子から崩れ落ちそうになるのを手を引っ張って支えると、僕の肩に手を置いて捕まり、放心したような様子でなんとか持ちこたえた。
「わ、忘れちゃったんですか…?そんな…」
「いやでも、短期間だけだから、君のレースには支障もないと思うし」
思ったよりもショックを受けている様子で、とぼける雰囲気ではないしどうしたものかと、未だ登場しないネタバラシ役の友人を気にしていると、ダンツは僕の肩を握る手にぎゅっと力を込める。
「嫌です…せっかく、せっかく告白してもらったのに……」
3: 225/10/30(木)20:14:19No.1367844496
「トレーナーさんがわたしに『付き合ってほしい』って言ってくれたんです。わたし、嬉しすぎて、上手く言えなくて……まだお返事も出来てなかったのに……」
告白した覚えはない。おそらくドッキリ番組のことをボカしながら、付き合ってほしいから予定を空けておくよう伝えたことを、勘違いしているのだろう。
しかしそのことを訂正すれば記憶がしっかりあるという自白に他ならず、ドッキリ企画を台無しにしてしまう。どうしたものかと呆然としていると、ダンツは僕に縋りつきながら潤んだ瞳で見上げてきた。
「もう遅いかもしれないですけど、言わせてください。わたしも……トレーナーさんが好きです。付き合ってください。今度はわたしから、告白しますから……」
受け入れることも断ることも出来ない状況で、とりあえず返事の代わりに彼女を抱き寄せると、ダンツが喜びを伝えるように力を込めて抱き返してくれた。
その後、ドッキリ大成功の看板を持った友人が気まずそうに入ってきたところでダンツに事情を説明すると、彼女は端から見てもわかるほど顔を真っ赤にして布団に頭を突っ込んで隠れていた。
告白した覚えはない。おそらくドッキリ番組のことをボカしながら、付き合ってほしいから予定を空けておくよう伝えたことを、勘違いしているのだろう。
しかしそのことを訂正すれば記憶がしっかりあるという自白に他ならず、ドッキリ企画を台無しにしてしまう。どうしたものかと呆然としていると、ダンツは僕に縋りつきながら潤んだ瞳で見上げてきた。
「もう遅いかもしれないですけど、言わせてください。わたしも……トレーナーさんが好きです。付き合ってください。今度はわたしから、告白しますから……」
受け入れることも断ることも出来ない状況で、とりあえず返事の代わりに彼女を抱き寄せると、ダンツが喜びを伝えるように力を込めて抱き返してくれた。
その後、ドッキリ大成功の看板を持った友人が気まずそうに入ってきたところでダンツに事情を説明すると、彼女は端から見てもわかるほど顔を真っ赤にして布団に頭を突っ込んで隠れていた。
5: 325/10/30(木)20:14:29No.1367844560
「う~う~ん…」
トレーナー室のソファでだらけるように横になりぐったりしているダンツ。未だドッキリで間違えて告白してしまったことを気にしているようだった。
「本当にごめん、そんな深刻になるとは思ってなくて……」
「いいんです、そもそもわたしの勘違いでしたし……でもぉ~」
頬を赤くしながらソファに顔を埋める彼女の横に座り、慰めるように背中を撫でてやると、尻尾だけが動いて僕の腕に絡みついた。
ダンツのことは、女性としても好きになってしまっているのではあるが、そのことを打ち明けるわけにもいかないし、されどもこのまま恥をかかせただけではよろしくない気持ちもある。どうしたものかと思案していると、ダンツがこちらに振り返りチラりと様子を伺っていた。
「まあ…よくあるから、よくあるよくある」
「魔が差したんです……今なら勇気を出してお返事出来るって……嘘から出た真になりませんかね?」
その愛くるしい困り顔に心臓が跳ね上がった。これ以上何かあればおそらく、真になってしまうのかもしれない。誤魔化すように照れ笑いをしてテレビをつけるとちょうど件のドッキリ番組が放送されていた。
トレーナー室のソファでだらけるように横になりぐったりしているダンツ。未だドッキリで間違えて告白してしまったことを気にしているようだった。
「本当にごめん、そんな深刻になるとは思ってなくて……」
「いいんです、そもそもわたしの勘違いでしたし……でもぉ~」
頬を赤くしながらソファに顔を埋める彼女の横に座り、慰めるように背中を撫でてやると、尻尾だけが動いて僕の腕に絡みついた。
ダンツのことは、女性としても好きになってしまっているのではあるが、そのことを打ち明けるわけにもいかないし、されどもこのまま恥をかかせただけではよろしくない気持ちもある。どうしたものかと思案していると、ダンツがこちらに振り返りチラりと様子を伺っていた。
「まあ…よくあるから、よくあるよくある」
「魔が差したんです……今なら勇気を出してお返事出来るって……嘘から出た真になりませんかね?」
その愛くるしい困り顔に心臓が跳ね上がった。これ以上何かあればおそらく、真になってしまうのかもしれない。誤魔化すように照れ笑いをしてテレビをつけるとちょうど件のドッキリ番組が放送されていた。
6: … 425/10/30(木)20:14:41No.1367844661そうだねx3
放送では、収録されたドッキリの光景がほぼほぼカットされずに使われていて、まるでドッキリ前に僕が本当に告白をしたことが事実のように進んでおり、ワイプの芸能人も黄色い声を出していた。
ドッキリとは知らずに告白の返事をOKしたダンツによって、僕が逆ドッキリを受ける、というように見れる内容に仕上がっている。スタジオの芸能人たちも「お幸せに!」等と面白がって言う程だ。
しばらくその内容に呆然として見ていたのだが、CMに突入した所でダンツが口を開いた。いつの間にか姿勢を正して隣に座り直し、僕の手を握っている。相変わらず尻尾は腕に巻き付いたままである。
「本当になっちゃいましたね…どうしましょう?」
困ったような、どこか嬉しそうな、そんな顔をしていた。
「いや…これはその…」
「よくあります、よくありますよ」
意趣返しのような雑な慰めをすると、ダンツは僕の肩に頭を預け、嬉しそうに身を寄せた。
ドッキリとは知らずに告白の返事をOKしたダンツによって、僕が逆ドッキリを受ける、というように見れる内容に仕上がっている。スタジオの芸能人たちも「お幸せに!」等と面白がって言う程だ。
しばらくその内容に呆然として見ていたのだが、CMに突入した所でダンツが口を開いた。いつの間にか姿勢を正して隣に座り直し、僕の手を握っている。相変わらず尻尾は腕に巻き付いたままである。
「本当になっちゃいましたね…どうしましょう?」
困ったような、どこか嬉しそうな、そんな顔をしていた。
「いや…これはその…」
「よくあります、よくありますよ」
意趣返しのような雑な慰めをすると、ダンツは僕の肩に頭を預け、嬉しそうに身を寄せた。
6:
… 925/10/30(木)20:18:59 ID:eFo0uiMUNo.1367846451そうだねx6
こんなもん受けるな
7: 725/10/30(木)20:18:07No.1367846063そうだねx5
これはトレーナーが悪い
8: … 525/10/30(木)20:16:45No.1367845515そうだねx12
おしまいでーす、トレーナーおしまい
9: 825/10/30(木)20:18:52No.1367846400そうだねx1
私達は悪くないねぇ!
10:
… 1225/10/30(木)20:23:47No.1367848389
放送の反響から責任を取れなどの応援メッセージを多数頂き
11:
… 1525/10/30(木)20:25:34No.1367849141
腕に尻尾巻き付けるの良い…
12: 1925/10/30(木)20:28:44No.1367850470
後からミラ子にいやぁ~すごかったよぉ~って言われる奴
13:
… 1825/10/30(木)20:28:27No.1367850326
放送後すぐに理事長から呼び出しくらうわこれ
14:
… 1625/10/30(木)20:26:56 ID:eFo0uiMUNo.1367849676
トレーナーと生徒がそういう関係になってるんですけどお茶の間はいいんですか?
15: … 1725/10/30(木)20:27:32No.1367849936そうだねx3
>トレーナーと生徒がそういう関係になってるんですけどお茶の間はいいんですか?
お幸せに!
お幸せに!
16:
… 2525/10/30(木)20:32:40No.1367852118
友人も分かってて飛び出すの控えてたろ!
17: 2725/10/30(木)20:33:51No.1367852655そうだねx5
>友人も分かってて飛び出すの控えてたろ!
俺が番組Pなら告白の話出た辺りでしばらく友人止めるな…
こんなの生の映画を録ってるようなものだよ
俺が番組Pなら告白の話出た辺りでしばらく友人止めるな…
こんなの生の映画を録ってるようなものだよ
18: 2825/10/30(木)20:34:04No.1367852743そうだねx2
よくあるねぇ
よくあるな
よくあります…
よくあるな
よくあります…
19: … 2625/10/30(木)20:33:28No.1367852473
もしかして最初からドッキリってバレてたんじゃ…
20:
… 3025/10/30(木)20:34:10No.1367852783そうだねx2
>もしかして最初からドッキリってバレてたんじゃ…
よくあります
よくありますよ
よくあります
よくありますよ
22:
… 2325/10/30(木)20:30:21No.1367851129
えへへ、嘘から出た真になりましたね
ちゅーとかしちゃいます?
ちゅーとかしちゃいます?
23: … 2225/10/30(木)20:30:16No.1367851096
ドッキリにしてもだいぶ設定あくらつじゃない?
21:
… 5025/10/30(木)20:41:01No.1367855638
ドッキリで済むのかな…
24: 2125/10/30(木)20:30:15No.1367851084
手の温度が前とは違うのを感じろ
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その様子を見て閃いたカレンチャンのトレーニングに活かせるかもしれない!
ハメるにはトレーナーさんですよ
一敗の時点で責任取るから問題ねーだろ!
全部違う人ならお前が悪い
告白を断ればダンツは間違いなく傷つくよね
つまりそういうこった
🟥うおおおおお! ウオッカ様、うおおおおおお!
👁️まて! 娘は渡さん!
👰♀️どうしてもと言うなら私達を倒してからにしなさい!
まさにマスゴミ
💪すべてまっくいーんとどーべるのどくだんです。
ぞ わ っ
そもそも明確に大丈夫な日なんてないよ(14勝1敗優勝)
なんてことだ、私は今既婚者と話をしている
こんなに大きくなりました❤(お腹)
お労しやライアン……
二人に振り回されて心労が……
もう助からないゾ❤️
●お兄ちゃん!(ドゴォッ!)
🍚お兄様!(グササッ!)
🔥「あはっ♥️結果オーライですねトレーナーさん♥️」ダンツダンツダンツダンツ(おっπが揺れる音)
ハメたのはトレーナーさんですよ❤️
あなたのような勘の良い人は嫌いですよ
つまりそういうことだ
☕ここは私に任せて行きなさい…!
👻GOOD LUCK!!👍
ダンツ「ドッキリを仕掛ける側だと、その気になっていたお前の姿はお笑いだったぜ」
オチがゲンコツと説教になる安心感、嫌いじゃないよ
今のダンツはドッキリを仕掛けるためにトレーナーを役所に連れ込む
最後にトレーナーの手を握っている
これはキャラスト再現の高度なSS
広げましょう、一心同体の輪
番組プロデューサーのクズにして恋のキューピッドの鑑
新たな門出ですよ♥️
(ダンツ達のところへ一斉に駆け出す友人一同)
でも幸せならOKです👍
ハメるはカワイイカレンチャン
汚い関来たな・・・
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