
1: 25/11/05(水)23:44:44No.1369864193そうだねx8
「トレーナーさん、タイムどうでした?」
「うん、バッチリだ!」
「よかった……手応えは、ありましたから」
グラウンドを一周し終え、ケイエスミラクルがほんのすこし肩で息をしながらやってくる。しっかりとタイムが縮まっていたことを伝えると、彼女は嬉しそうに微笑む。
「よし、そろそろ今日のトレーニングは終わりにしようか」
「はい、そうですね。ありがとうございました」
ケイエスミラクルは俺の言葉に頷く。……以前は、自分の限界ギリギリまで走っていたいと言ったりなど危ういところもあった彼女だが、幾多のレースや困難を乗り越えてきた今の彼女は、無理をすることも減り以前よりもずっと安定しているように感じる。地に足をついた、とでも言うべきだろうか。
そのような変化は、俺にとっても、彼女にとっても、喜ばしいことだ。それは、彼女が精神的に安定したということであり、そして彼女の身体的にも強くなったということだから。
「……あ、そうだトレーナーさん……! おれ――」
たった。ケイエスミラクルがこちらにかけ足をしながら声をかける。どうかしたのか、そう返事をしようとした、その時。
「――ぁっ」
「うん、バッチリだ!」
「よかった……手応えは、ありましたから」
グラウンドを一周し終え、ケイエスミラクルがほんのすこし肩で息をしながらやってくる。しっかりとタイムが縮まっていたことを伝えると、彼女は嬉しそうに微笑む。
「よし、そろそろ今日のトレーニングは終わりにしようか」
「はい、そうですね。ありがとうございました」
ケイエスミラクルは俺の言葉に頷く。……以前は、自分の限界ギリギリまで走っていたいと言ったりなど危ういところもあった彼女だが、幾多のレースや困難を乗り越えてきた今の彼女は、無理をすることも減り以前よりもずっと安定しているように感じる。地に足をついた、とでも言うべきだろうか。
そのような変化は、俺にとっても、彼女にとっても、喜ばしいことだ。それは、彼女が精神的に安定したということであり、そして彼女の身体的にも強くなったということだから。
「……あ、そうだトレーナーさん……! おれ――」
たった。ケイエスミラクルがこちらにかけ足をしながら声をかける。どうかしたのか、そう返事をしようとした、その時。
「――ぁっ」
2: … 125/11/05(水)23:47:32No.1369864942そうだねx8
彼女の身体がグラと体勢を崩し、前のめりに倒れそうになる。
「っ……! ミラクルっ!」
慌てて手を伸ばして、倒れ込みそうな彼女の身体を支える。
「ぁ、すみませんっ! ちょっと躓いちゃって……!」
腕の中のケイエスミラクルが慌てて謝る。一瞬、ひやりとしたがどうやらただ躓いただけなようだ……ほっ、とひとつ息を吐き安心する。
「支えてくださってありがとうございます、そ……その、今どきますから……!」
そう言って身体を動かそうとするミラクル。……だが、安心してどうだろう。今、腕の中にケイエスミラクルが居るという状態で、彼女の身体が自分の腕に寄りかかる状態で、思う。
「……重くなったな、ミラクル」
「……え……? …………えっ!? お、おれ……重いですかっ……!?」
以前、クラシック期のセントウルSの時だったか。今のように躓いてしまった彼女を支えたことがあった。その時の彼女の身体は……とても、軽かった。身を削り、何が何でも、全てを使い果たしてでも走ろうとしていたあの頃。あまりにも軽かったあの時のケイエスミラクルを思い出して、そうして今この自分の腕の中にある彼女の重みを感じて、思う。
「っ……! ミラクルっ!」
慌てて手を伸ばして、倒れ込みそうな彼女の身体を支える。
「ぁ、すみませんっ! ちょっと躓いちゃって……!」
腕の中のケイエスミラクルが慌てて謝る。一瞬、ひやりとしたがどうやらただ躓いただけなようだ……ほっ、とひとつ息を吐き安心する。
「支えてくださってありがとうございます、そ……その、今どきますから……!」
そう言って身体を動かそうとするミラクル。……だが、安心してどうだろう。今、腕の中にケイエスミラクルが居るという状態で、彼女の身体が自分の腕に寄りかかる状態で、思う。
「……重くなったな、ミラクル」
「……え……? …………えっ!? お、おれ……重いですかっ……!?」
以前、クラシック期のセントウルSの時だったか。今のように躓いてしまった彼女を支えたことがあった。その時の彼女の身体は……とても、軽かった。身を削り、何が何でも、全てを使い果たしてでも走ろうとしていたあの頃。あまりにも軽かったあの時のケイエスミラクルを思い出して、そうして今この自分の腕の中にある彼女の重みを感じて、思う。
3: 225/11/05(水)23:49:37No.1369865512そうだねx8
「……本当に、重たくなったなぁ……ミラクル」
「ぁっ……え、えっと、その……や、やっぱりおれ、食べ過ぎでした……? 最近、その……食べる量増えちゃって……ふ、太っちゃったんですか……!?」
「……ああ、いや」
顔を赤くして慌てるミラクル。勘違いをさせちゃってるようで、無配慮な言い方をしてしまったと思ったが……でも、こんな風に慌てて顔を赤らめる彼女と、腕の中の重みとに、愛おしさを感じて……。
ぎゅっ。
「……っ……! ……っ……と、トレーナーさん……?」
思わず、そっと彼女を抱きしめる。
「え、えっと……トレーナーさんっ……!? あ、あの……その、これは……!?」
「……ミラクル、俺は……君がこんなに重たくなってくれて……嬉しいんだ。身体の弱かった君が、あまりご飯も食べれなかった君が……身を削って走ってた君が……こうして、健やかに走ってくれるようになって……元気でいてくれて……それが本当に、嬉しいんだ」
「っ……ぁ……。……ぅ……はい……」
ぎゅっと抱きしめて心からの気持ちを言葉にすると、ケイエスミラクルはすこし落ち着いた様子でひとつ、はいと応える。
「ぁっ……え、えっと、その……や、やっぱりおれ、食べ過ぎでした……? 最近、その……食べる量増えちゃって……ふ、太っちゃったんですか……!?」
「……ああ、いや」
顔を赤くして慌てるミラクル。勘違いをさせちゃってるようで、無配慮な言い方をしてしまったと思ったが……でも、こんな風に慌てて顔を赤らめる彼女と、腕の中の重みとに、愛おしさを感じて……。
ぎゅっ。
「……っ……! ……っ……と、トレーナーさん……?」
思わず、そっと彼女を抱きしめる。
「え、えっと……トレーナーさんっ……!? あ、あの……その、これは……!?」
「……ミラクル、俺は……君がこんなに重たくなってくれて……嬉しいんだ。身体の弱かった君が、あまりご飯も食べれなかった君が……身を削って走ってた君が……こうして、健やかに走ってくれるようになって……元気でいてくれて……それが本当に、嬉しいんだ」
「っ……ぁ……。……ぅ……はい……」
ぎゅっと抱きしめて心からの気持ちを言葉にすると、ケイエスミラクルはすこし落ち着いた様子でひとつ、はいと応える。
4: 325/11/05(水)23:51:37No.1369866078そうだねx8
「重くなったなぁ……ミラクル……」
ぎゅぅ……。腕の中にある彼女の存在を確かめるように、優しく抱きしめる。
「トレーナーさん……。……はい、トレーナーさんのおかげで……おれ、こんな風になれました……。走れるようになったし……ご飯も食べれるようになったし……全部、トレーナーさんのおかげです……」
「……ありがとうございます、トレーナーさん」
俺の顔を見て、優しく微笑んで、そうして感謝の言葉を伝えてくれるミラクル。しばらく見つめ合って、彼女の重さと、あたたかさを感じ、ケイエスミラクルが今ここにいる喜びを、じっと噛みしめるのであった……。
「…………」「…………」
「…………あ、あの……」
「うん、どうしたんだ……? ミラクル」
「えっと……その…………」
何かを言いたげなケイエスミラクル。どうしたのだろうと思っていると、彼女の顔がだんだんと赤くなっていって……。それから、ふと気付けば周りからひそひそと何かを話す小さな声や視線を感じて――。
「――……み、見られてるので……その、そろそろ離して貰えると……」
「っ! わ、悪いっ!」
ぎゅぅ……。腕の中にある彼女の存在を確かめるように、優しく抱きしめる。
「トレーナーさん……。……はい、トレーナーさんのおかげで……おれ、こんな風になれました……。走れるようになったし……ご飯も食べれるようになったし……全部、トレーナーさんのおかげです……」
「……ありがとうございます、トレーナーさん」
俺の顔を見て、優しく微笑んで、そうして感謝の言葉を伝えてくれるミラクル。しばらく見つめ合って、彼女の重さと、あたたかさを感じ、ケイエスミラクルが今ここにいる喜びを、じっと噛みしめるのであった……。
「…………」「…………」
「…………あ、あの……」
「うん、どうしたんだ……? ミラクル」
「えっと……その…………」
何かを言いたげなケイエスミラクル。どうしたのだろうと思っていると、彼女の顔がだんだんと赤くなっていって……。それから、ふと気付けば周りからひそひそと何かを話す小さな声や視線を感じて――。
「――……み、見られてるので……その、そろそろ離して貰えると……」
「っ! わ、悪いっ!」
5: 425/11/05(水)23:53:43No.1369866683そうだねx8
ケイエスミラクルからそう言われて、今自分が衆人環視の前で彼女を抱きしめてしまっていることに気付く。慌てて彼女から離れるも、ケイエスミラクルはまだ顔を赤らめていて……。
「す、すまん……! 変なことしてっ」
「あっ、い、いえ! その、抱きしめられるのが嫌だとかそういう訳じゃないんです! むしろ、その……トレーナーさんに抱かれるの、あったかくて好きというか……で、でもただちょっと、みんなに見られるのは恥ずかしいって気持ちもあって……あの、二人きりだったら、大丈夫なんですけど……」
「ほ、本当にすまん……!!」
すこし顔を伏せつつ、赤くなりながらもこちらと目を合わせてくれる彼女に申し訳なく思い……それから、気まずさが湧いてくる。
「……そ、その……今日はもう解散しようか」
「……そ、そうですね」
自分も顔が赤くなっているのを自覚しながら、俺たちはグラウンドを後にしようと歩き出す。……背中に、その場にいたウマ娘たちからの視線を感じながら……。
――――
「……あ、そうだトレーナーさん」
「……うん? どうかしたか……?」
「す、すまん……! 変なことしてっ」
「あっ、い、いえ! その、抱きしめられるのが嫌だとかそういう訳じゃないんです! むしろ、その……トレーナーさんに抱かれるの、あったかくて好きというか……で、でもただちょっと、みんなに見られるのは恥ずかしいって気持ちもあって……あの、二人きりだったら、大丈夫なんですけど……」
「ほ、本当にすまん……!!」
すこし顔を伏せつつ、赤くなりながらもこちらと目を合わせてくれる彼女に申し訳なく思い……それから、気まずさが湧いてくる。
「……そ、その……今日はもう解散しようか」
「……そ、そうですね」
自分も顔が赤くなっているのを自覚しながら、俺たちはグラウンドを後にしようと歩き出す。……背中に、その場にいたウマ娘たちからの視線を感じながら……。
――――
「……あ、そうだトレーナーさん」
「……うん? どうかしたか……?」
6: … 525/11/05(水)23:55:40No.1369867230そうだねx8
荷物を持ってグラウンドの外に出た辺りで、突然彼女から声をかけられる。どうしたのかと応えると、すこしためらいがちに、彼女は言葉を続ける。
「あの、この後……おれもトレーナー室に行って良いですか……?」
「……? 良いけど、どうして……?」
そう聞き返すと、彼女はまたすこし頬を赤らめて顔を伏せると……やがて、とと、とこちらにケイエスミラクルが近づいて、小さな声で言った。
「……その、さっきの続き……して欲しくて……」
「…………えっと、さっきの続きって……その、あれ……?」
「…………はい、その……ダメ……ですか……?」
顔を赤くしつつ、伏せ目がちに上目遣いでこちらにそう尋ねるケイエスミラクルに、……俺はダメだなんて言える訳もなくて……。
「……わ、わかった……その、じゃあ……トレーナー室で……」
「…………はい」
引いた筈の顔の熱が再び昇っていくのを感じながら、そう応えて……二人ぎこちなく、トレーナー室を目指すのであった……。
「あの、この後……おれもトレーナー室に行って良いですか……?」
「……? 良いけど、どうして……?」
そう聞き返すと、彼女はまたすこし頬を赤らめて顔を伏せると……やがて、とと、とこちらにケイエスミラクルが近づいて、小さな声で言った。
「……その、さっきの続き……して欲しくて……」
「…………えっと、さっきの続きって……その、あれ……?」
「…………はい、その……ダメ……ですか……?」
顔を赤くしつつ、伏せ目がちに上目遣いでこちらにそう尋ねるケイエスミラクルに、……俺はダメだなんて言える訳もなくて……。
「……わ、わかった……その、じゃあ……トレーナー室で……」
「…………はい」
引いた筈の顔の熱が再び昇っていくのを感じながら、そう応えて……二人ぎこちなく、トレーナー室を目指すのであった……。
7: … 625/11/05(水)23:56:59No.1369867631そうだねx8
おわり
元気になったケイちゃんの確かな重さをずっと感じていたい
元気になったケイちゃんの確かな重さをずっと感じていたい
8: … 725/11/06(木)00:03:15No.1369869579そうだねx2
したんやな!
9: 1025/11/06(木)00:22:09No.1369875470そうだねx1
じっとりしてる
10: … 1125/11/06(木)00:32:49No.1369878225そうだねx1
いいぞ…もっと健康になれ…
11: … 925/11/06(木)00:14:08No.1369873084そうだねx1
太っていいからいっぱい食べておくれ
12: … 825/11/06(木)00:05:42No.1369870283そうだねx1
健康的に色々ふわふわになってそう
13: … 1925/11/06(木)00:56:58No.1369883776そうだねx1
抱けと言おうとしてたら抱いてた
14: … 2925/11/06(木)01:15:16No.1369886909そうだねx1
二人っきりだったらいいんだ…
15: … 3125/11/06(木)01:21:20No.1369887850そうだねx1
なんかナチュラルにイチャイチャしてそうな二人
16: … 2525/11/06(木)01:12:25No.1369886443そうだねx1
身を削ってもあんま良い事ないしな…
ライスくらい普段良く食べてれば一度きり鬼になるまで切り詰める事は出来るんだがそれも一度きりの魔法だ
ライスくらい普段良く食べてれば一度きり鬼になるまで切り詰める事は出来るんだがそれも一度きりの魔法だ
17: 3325/11/06(木)02:01:44No.1369892374
そのまま幸せになってくれ…
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ミラ子!!お前はその右手に持っているポテチの袋と左手に持っているシベリア切り落としの袋を戸棚にしまってプールに行くんだ!!カンカンカン
子「あれ何?」
母「公衆うまぴょいよ。見ちゃ駄目」
なお結婚式場への予約はトレーナー親が勝手にやった。
「重くなったな、ミラ子」
この差
???来ると思ったよ、あまちゃん坊やは!この船が沈めば、この船もろともみんな幸せになるんだろぉ!!
ミラ子の場合は「今日もプールだな」なのでは?
ヒシミラクル!
どーせ長生きしないだろうから後腐れなく遊べると思いミラクルに手を出すトレーナー(35年目突入)
なんで生中継されてる前提なんだよ
ジャグジー付き浴槽にガラス張りシャワーの回転ベッドルームになってない?
(回転するキングサイズベッドを送る私…)
聞いてるかスティル夫妻。
やたらお腹痛そうだったミラクルが、急にトイレに駆け込んで15分後にはスッキリした表情で元の軽さまで戻るタイプのドッキリの可能性が
ああ、「衆人環視の前で」ってそういう……
ミラ子、お前はお腹に宿したものをプールで落としてきなさい
これでナメック星までの道のりも退屈しないですよ。
キョイキョイでイングリモングリでカモンシーハーオーイエーなことしたんやな!
ミラトレ「お前は精進料理の後に滝行だ!」
はいケイちゃんねるです。
この度旦那であるトレーナーさんとの子供ができちゃったので報告に参りました。
親御さん呼ぶね?
花畑でボートレース鑑賞(賭け含む)するスティル夫妻。時折何故か火山が噴火し更に空爆まである。
ウチの親はこの重力に耐えきれませんよ?
船なんかなぁ…その場で作れば良いんだよ!
🐮(1秒で食べきり逃走)
説教だよ!
🐮トレ(0.1秒で追いつきプールまで引きずって行く)
とんでもない野郎だな!
お互い長生きしろよ!
身長が150cm台後半あったら体重は50kgあってもおかしくないって感覚はもっと広まってくれ
それはそれとしてミラ子は痩せなくていいからそのムチムチを筋肉に変えろ
そんなに筋骨隆々のミラ子が見たいか?
☀️(オジョーの上で出歯亀するウチ……)
ミラ子を体重を落とさず鍛えたら脂肪と筋肉の割合が理想的な感じのナイスバディになりそう
カミナリたくみっぽくて笑う
いま緊急で動画を回してるんですが、この場所分かりますか?
ええそうです、トレーナーさんのお部屋ですね。シー静かに
なぜここに居るかと言うと、今日の朝におれを題材にしたSSがあったじゃないですか?
そうそう、それです、あれを読んでちょっと我慢できなくなったので
はい、トレーナーさんに体重増やしてもらおうかと
具体的には十月十日で3キロから4キロほどですかね
えっ?実践的な所はBANされるのでちょっと・・・
ええ今回はここまで、楽しみにしててください
ケイちゃんねるでした~
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